令和5年11月
今月は研修の一環として、四国大学で開催された「マリンサイエンスシンポジウム」に参加し、漁業や水産業に関する知見を深めました。
〇第8回徳島マリンサイエンスシンポジウム(11/18)
場 所:四国大学 共通講義棟1F大講義室(徳島市応神町)
日 時:令和5年11月18日(土)10~12時
徳島県(徳島科学技術高校)、徳島大学、徳島文理大学、四国大学及び阿南工業高専は、「徳島県水産業の成長産業化及び関連産業の振興に関する協定」に基づき、相互連携による人材育成や研究開発を推進する「マリンサイエンスゾーン」を構成しており、毎年、研究成果をシンポジウムにて紹介しています。
今回は「持続可能な水産業を実現するための新技術と戦略」をテーマとして、マリンサイエンスゾーン※における取組みについて、口頭発表及びパネル展示が行われ、事務局及び研修生やアカデミー卒業生も可能な限り参加しました。
※マリンサイエンスゾーン:徳島県の水産業の成長産業化及び関連産業の振興を図るため、産学官が連携し人材育成と研究開発を進め、新たなイノベーションを創出する水産・海洋分野の知と技の集積拠点
プログラムは次のとおりで、漁業に役立つ内容や、本県水産業にとって興味深い取り組みについて発表が行われ、参加者は熱心に聴講し、活発な質疑応答がなされました。
・資源管理対象魚種の拡大と本県重要魚種の資源動向について(徳島県水産研究課 木本研究員)
・陸上養殖あおさのりの効率生産と出口戦略(徳島文理大学薬学部 山本教授)
・ブルーカーボンとしての藻場の評価に関する国内動向及び徳島県の取り組み(徳島県水産研究課 小倉主任研究員)
・紅藻タオヤギソウの陸上養殖に向けて(徳島大学 岡准教授)
・機械学習を用いた漁況予測システムの提案(阿南工業高等専門学校 後藤技術補佐員)
・シラス加工とポリアミン量の変化(四国大学短期大学部 西堀教授)
・シュモクザメの有効利用について(徳島科学技術高校 海洋科学コース2年生)
シンポジウムポスター徳島文理大山本教授による発表
県水産研究課小倉主任研究員による発表
阿南高専後藤技術補佐員による発表
徳島科学技術高校海洋科学コース2年生の皆さんによる発表
質疑応答も活発に行われました(写真はアカデミー研修生による質問風景)
漁業に役立つ取り組みのポスター展示も数多くありました。