令和3年9月の漁業アカデミー

 


 やっと朝夕は過ごしやすい季節となりました。進路選択オリエンテーションも最後の地区となりました。

進路選択オリエンテーション7和田島(2021/9/6 ~9/10 @和田島漁協)
 
 和田島漁協では、パッチ網漁船へ乗船しました。9月8日は荒天で休漁でしたが、残りの3日間は2人1組みで同じ船に乗船し、そこそこの豊漁でした。沖での作業以外に、加工場での作業も体験できました。組合長・参事はじめ研修生を受け入れていただいた和田島漁協の皆さまには、大変お世話になりました。


初日は、組合長と参事から和田島漁協および地区の概要を説明していただきました。


この時期は朝6時に一斉出漁です。


この日もそこそこの豊漁で1回2〜3時間の曳網を3回位、午後2時の沖合わせ(終漁)まで続けます。写真はシラスの運搬船から陸上へのポンプ水揚げ作業。


魚取り部より前にあるクラゲ抜き付近に溜まったシラスは、従来通りパンで水揚げ。豊漁のため、この部分でもパンで5〜10ハイあり。


その後、加工場での自動釜への投入作業。


15分の機械乾燥後、天日干し作業。



第二級海上特殊無線技士試験対策研修(2021/9/13 @水産会館)
 
 徳島科学技術高校の記本先生より、同試験の法規と工学についての要点および過去2年間の試験問題(2月期と10月期)の解説をしていただきました。今日の研修を踏まえて10月3日の試験日までの研修生の奮起を祈念します。


午前は、主に法規と工学の要点を解説していただきました。



午後は、過去2年間の各年の2期試験問題をそれぞれ解いた後、答えを解説していただきました。



左が自習用の本と右が今回使用したテキストです。



県漁連テングサ共販を見学(2021/9/15 @水産会館)
 
 本日は本年度第2回目の入札日であり、その結果も踏まえて県漁連共販課の鍛冶氏よりテングサ入札についてその仕組などを説明したいただきました。出荷は県南の鞆浦~県北の北泊までありましたが、出荷量は例年の約半分でした。研修生は今後所属する漁協から出荷することを踏まえて細かい質問がありました。







テクノロジーの漁業応用に係わる講習会(2021/9/16 @阿南高専)
 
 今年は、① ディープラーニングの技術的背景と漁業応用の講義 + 簡単なディープラーニング実習、② LED集魚灯&無線マイコン制御の技術的背景と漁業応用の講義 + 簡単なLED/無線制御実習、③ AI & IoTの漁業応用・ミニアイディアソン(講習の振り返りと気付き)の3課題について、指導員6名と学生4名の方々から講義ならびに実習をしていただきました。


講習会は、実習工場棟にて10時~16時半まで行われました。



簡単なディープラーニング実習では、パソコンを操作してカメとタコの画像判別の手順を体験しました。



最後に、阿南高専の学生さんとアカデミーの研修生が漁業への応用できるアイデアを発表しました。