現場実習(進路選択オリエンテーション)@北灘

今年度8回目の,そして最後の進路選択オリエンテーションは,8月6日から8月10日にかけて,鳴門市北灘地区で行いました。進路選択オリエンテーションは,今まで,太平洋,紀伊水道と行ってきて,今回は播磨灘になります。
北灘地区では,魚類養殖業をはじめ,小型底びき網漁業,小型定置網漁業,わかめ養殖業など営まれています。このうちわかめ養殖業は,秋から春にかけての漁業で,今は漁期ではありません。そこで,それ以外の3種類の漁業を行いました。


【魚類養殖業】
魚類養殖業で中心を占める作業は,「給餌(餌やり)」です。大量の餌を漁船に積み込み,沖に設置した生簀で給餌します。早朝5時頃に出港し,帰港は10時頃となります。


【小型底びき網漁業】
この時期の小型底びき網漁業は,早朝の4時頃に出港。陸が見える比較的近い場所が漁場です。

帰港は8時頃

この時期の漁獲の中心は小エビ類とイボダイ。イボダイは,徳島では一般に「ぼうぜ」と呼ばれ,その姿寿司は徳島県民のソウルフードです。特に秋祭りの時には欠かせないものとされています。

帰港後は翌日の出漁に備えて網繕いをします。


【小型定置網漁業】
小型定置網漁業は,朝5時頃に出港し,網の中の魚を漁船の「いけま」に取り込み,6時~8時頃に帰港します。(写真は帰港してきたところ)

魚種別に量をはかり,水揚げ終了。近年は,アイゴが多く漁獲されるようになったそうです。




北灘漁協の皆様,ありがとうございました。