阿南市椿泊地区で行いました。
椿泊漁協では様々な漁業が営まれていますが,今回の研修では「延縄漁業」
を対象としました。
椿泊漁協の延縄は,季節ごとにタチウオ,ハモ,サワラなどを狙いますが,
今回の研修では,タチウオを狙う「浮き延縄」と「底延縄」,
ハモを狙う「底延縄」の3種類の漁法を体験しました。
いずれも夜間の操業となり,夕方出港し,帰港は深夜になります。
午後3時 道具を積み込み「ハモ延縄漁」に出港します。 |
翌日早朝 漁獲したハモを水揚げします。 |
ハモは,水から上げても暴れるため,逃げ出さないように特別なカゴで運びます。 |
この水槽にも,逃げられないように「返し」が付いています。 |
サイズごとに選別して計量し, |
出荷用の水槽に収容します。 |
立派なハモです。 |
研修中に行った意見交換では,
研修生からは
「夜通しの作業で大変だった。」
「タチウオ、ハモの漁具・方法の違い。餌の違い。また、同じタチウオでも
浮きと底との違い、場所によるタチウオの大きさの違いなどを勉強できた。」
等の感想が出されました。
また,指導してくださった漁業者からは,
「漁師の仕事は沖だけではない。陸での準備(道具の改良など)が重要。」
との御意見をいただきました。
椿泊漁協の皆様,お世話になりました。