素潜りで行う漁業のため,このように波の高い日は,操業ができなくなり,「休漁日」となります。そんな日は,海に入っての研修もできません。 |
その時間を利用して,「資源管理型漁業」の研修を行いました。講師にお招きしたのは,(社)全国豊かな海づくり推進協会指導調査員の小島博さん。小島さんは,徳島県水産試験場(現在の徳島県水産研究課)在職時代から,この阿部地区のアワビの資源管理について研究を続けてこられた方で,現在もモニタリングを実施されています。 |
やっと海が穏やかになってきたので,「栽培漁業」の研修として,アワビの稚貝放流を体験します。袋の中に入っているのは,30~40mmのアワビ稚貝です。 |
海につかりながら,稚貝を放流します。 |
放流された稚貝。 |
その後,海士漁業の実習。全く初めての研修生ばかりなのに,昨年度と同様,きっちりアワビを漁獲する研修生も。 【ご注意】今回はとくしま漁業アカデミーの研修の一環としてアワビを採捕しましたが,県下の沿岸海域の大部分では,アワビ,サザエなどは漁業権の対象となっており,漁業者以外の方は,これら漁業権の対象となっている水産動植物をとることはできません。 |
研修を終え,漁業の荷捌き場で,アワビ出荷作業の見学と手伝い。阿部地区では,この日が,今年の解禁後2回目の操業日でした(それまでの間は,海が荒れていたので,操業ができませんでした)。この日の漁協全体のアワビ水揚げ量は,400kgくらいとのお話でした。 |
阿部漁協の皆様,ありがとうございました。