令和2年5月の漁業アカデミー

5月  コロナウイルスの影響で無線・船舶免許講習会は延期となりましたが,現場オリエンテーション実習などがスタートしました。今年度は研修生2名のため,それぞれに合わせたオーダーメイド型実習を行っていきます。

現場実習(5/2@牟岐町)
 牟岐町漁協にて,小型定置網漁業,採貝・採藻漁業を中心にした現場実習がスタート。
港内で網の捌き方の練習


現場実習(5/25@伊座利)
 伊座利漁協の大敷網漁業を体験。コロナウイルスの影響から魚価が低迷しており,予定より早く5月末には大敷網が撤収されるため,この日の体験となった。
  6時に乗組員8名とともに出港。この日は漁獲物が少なかったため,8時には帰港し,その後漁獲物の選別作業に加わった。
海上にて魚取り部分の網揚げ作業

その後,陸上にて漁獲物の選別作業



座学(5/27@水産研究課美波庁舎)
県南の漁業概要説明を中心とした座学

とくしま漁業アカデミー 第4期生の入学式がとりおこなわれました

令和2年4月16日,徳島市内の徳島県水産会館において,とくしま漁業アカデミー第4期生の入学式が行われました。今回はコロナウイルス感染を避けるため規模を縮小しての開催となりました。 今年度の研修生は,県内の男性1名,女性1名の計2名で,いずれも30代です。
祝辞をいただいた徳島県漁業協同組合連合会代表理事会長 久米順二 様をはじめ,ご来賓の方々,ありがとうございました。
最後に飯泉知事(徳島県水産振興公害対策基金理事長)との記念撮影。

第3期生の卒業式がとりおこなわれました

 3月18日,3名の研修生は,1年間のカリキュラムを終了し,全員無事卒業して,希望する漁業に就業しました。卒業後は,それぞれの指導者の元で働きながら実践的な技術を身につけていきます。
 卒業生の旅立ちを祝福していただきましたご来賓の皆様には,心から御礼申し上げます。






令和2年度研修生 募集中‼

このブログで,研修の様子を発信している「とくしま漁業アカデミー」の,
令和2年度研修生を募集しています。
応募資格は,以下の条件を全て満たす方です。
  • 令和2年4月1日現在で満18歳以上の方
  • 徳島県内の市町村に住民登録を行っている方又は確実に行う方
  • 研修終了後に徳島県内で漁業就業する方
募集期間は令和2年2月29日まで ですが,
随時選考審査を実施し,合格者が定員(7名程度)に達した場合は,
以降の募集を終了する場合もありますので,早めの応募をお薦めします
詳しい募集要項はこちら

オープンキャンパス(第2回)を開催しました

「とくしま漁業アカデミー」では,1年間にわたって研修を行う長期研修以外に,本県での漁業就業に興味のある方を対象にした「オープンキャンパス」を実施しています。第2回目の今回は「県北コース」として,鳴門市 北灘漁協でワカメ養殖の漁業体験を行いました。

北灘漁協 粟田支所に集合し,まず水産研究所の職員からワカメ養殖の説明を受けました。

漁船に乗り込み,港の沖合の養殖施設で,ワカメの生えたロープを引き揚げます。

港に持ち帰ったロープをウインチで陸上に引き上げます。
ロープを巻き取りながら,ワカメを刈りとります。
  この日は,20mのロープを引き揚げ,50kgほどのワカメを収穫しました。

 その後,瀬戸町の水産研究所(鳴門庁舎)に移動して,研究内容の説明を受けました。
 ここでは,様々なワカメの種を保管していて,品種改良などの研究をしているとのことでした。

水産研究所(鳴門庁舎)で研究員の方から研究内容の説明を受けました。
今回は天気予報が悪く,開催が危ぶまれましたが,午後1時に港に集合する頃には雨も上がり,海も穏やかで無事漁業体験を行うことができました。
 北灘漁協の皆さん,お世話になりました。







短期講座を開催しました

12月8日(日)短期講座「徳島の漁業応援隊養成コース」を開設しました。
今回は,10名の方が参加し,徳島県の冬の代表的な海の幸の一つ「アシアカエビ」の水揚げを見学後,調理実習とSNSによる情報発信について研修しました。


まず,県の担当者からアシアカエビについてのレクチャーを受けました。


徳島市津田町の徳島市漁協に移動してアシアカエビの水揚げを見学しました。

漁師さんから漁船や漁の様子を説明していただきました。

会場に戻って,底引き網で獲れる色々な種類のエビについて説明を受けました。

調理実習です。まずはエビ料理の基本となる背ワタの取り方からです。

さっと茹でると鮮やかな赤色になります。

皆さん真剣に料理をつくっています。

贅沢な,アシアカエビのチャーハンができました。

刺身,フライ,みそ汁も完成し,スマホで撮影します。

出来上がった料理を食べながら,講師から「映える」写真の撮り方やSNSへのアップについて教わりました。

最後にみんなで記念撮影。皆さんご苦労様でした。

オープンキャンパスを開催しました

 「とくしま漁業アカデミー」では,1年間にわたって研修を行う長期研修以外に,短期講座として,本県での漁業就業に興味のある方を対象にした「オープンキャンパス」を実施しています。今回は「県南コース」として,海部郡海陽町鞆浦漁協で大敷網の漁業体験を行いました。
 今回の参加者は5名(男性4名,女性1名)。11月17日(日)午前4時に徳島市内に集合し,車で鞆浦漁協に向かいました。

漁協に到着後,まず組合長から模型を使って大敷網漁業の説明を受けました。
合羽と長靴に着替えて船に乗り込みます。
好天,べたなぎの中漁場に向かいます。
漁場に到着すると,2隻の漁船で網を挟むようにして網揚げが始まります。
研修生も参加して,みんなで網を揚げます。
網が揚がって,中の魚が見えてくると,たも網ですくい上げます。
この日は,シオ(カンパチの若魚)がたくさん獲れました。
港に戻って漁獲物を水揚げします。
選別された漁獲物を前に,説明を受けます。
最後にみんな揃って記念撮影です。
研修生の皆さん。朝早くからご苦労様でした。
鞆浦漁協の皆さん,お世話になりました。