8回目の現場実習 その1 魚類養殖業・給餌作業編

8回目の現場実習は鳴門市北灘で実施。
徳島県には,海況も漁業実態も異なる3つの海,すなわち「太平洋」「紀伊水道」「播磨灘」があり,順次現場実習を行ってきましたが,今回は,最後の「播磨灘」での実習となります。
この地区は,徳島県最大の,ハマチを中心とした魚類養殖業のメッカです。その魚類養殖業の実習,まずは「給餌作業」です。

魚類養殖の生簀。

遠景だとこんな感じ。

早朝,港に,餌(配合餌料)を満載したトラックが到着。

餌を,次から次に船に積み込んでいきます。

配合餌料のほか,イワシ,イカナゴなどを冷凍したもの(配合餌料に対し「生餌(なまえ)」と呼びます)を給餌する場合もあります。

出港から漁場に着くまで(漁場に着いてからも),ひたすら配合餌料を開封し「自動給餌機」にセットする作業が続きます。配合餌料は一袋20kg入り。腰を痛めないように注意が必要です。

自動給餌機にセットされた餌は,空気圧で,パイプを経由して生簀に撒かれます。
この給餌作業は,だいたいお昼頃まで続きます。給餌は1日1回です。

自動給餌機の構造に興味を持った研修生。