令和5年1月の漁業アカデミー

1月

 とくしま漁業アカデミーでは限られた水産資源や未利用資源に付加価値を付け有効に利用する目的で6次産業化を推進しています。また、徳島県沿岸においても近年の高水温化傾向に伴い磯焼けの原因となるアイゴのほか漁業被害をもたらすクロサバフグが大量に来遊する頻度が増加しています。このため、研修生は従来から受講してきた食品衛生責任者講習に加えて今年度からフグ処理師講習を受講し、フグ処理師免許の取得にチャレンジしています。

1/10@フグ処理師講習会

 とくしま漁業アカデミー6期生3名が1月10日に徳島県食品衛生協会が主催する講習会を阿波銀ホールで受講しました。フグの取り扱いに関する法律と処理技術の習得だけでなく、食品衛生、公衆衛生、調理学、栄養学など幅広い内容を学びました


受講風景

1/25@食品衛生責任者講習会

 とくしま漁業アカデミーでは研修生が浜で6次産業化を推進できるように毎年冬期に食品衛生責任者講習会を受講し、衛生法規、公衆衛生学、食品衛生学を学んでいます。今年は研修生4名が125日の美波町会場と2月14日の徳島市会場で受講し、4名が終了証明書をもらいました。フグ調理試験同様将来の浜での6次産業化の推進に役立ていきます。


受講テキストとコンテンツ

1/29@徳島の漁業応援隊養成コース(浜っ娘)

 今回の浜っ娘は1月28()に日和佐町漁協にお世話になり、当日は大浜海岸に仕掛けられたアオリイカを専門に狙うに小型定置網の一種である角網の漁獲体験を行うとともに水産研究課6次産業化研究室において水産振興課技師の講師による水揚げされたアオリイカと冷凍されたイカの調理体験を行いました。参加された5名は日頃食べることができない透明感のあるアオリイカの刺身を食べることができ、漁業の魅力を体感しました。日和佐町漁協の皆様に心よりお礼申し上げます。

アオリイカを対象とした小型定置網(角網)
1網で漁獲されたアオリイカ
講師の指導の下でアオリイカの調理
アオリイカの刺身とゲソの煮つけを堪能する参加者