令和2年9月の漁業アカデミー

 やっと今夏の熱波も一段落しました。

 後半のインターンシップ研修では、小型定置網の補修作業のウエイトが高くなるため、最後の座学研修として、網秀商店(徳島市津田)の武田氏を特別講師として、「漁網の扱い方」の実践的な研修を開催しました。

 わずか半日で濃密な講習内容であったため、実践レベルまでの習熟には時間がかかろうかと思います。あとは、毎日集中して短時間でも良いので繰り返し練習すること。また、上手い漁業者の手さばきを見る場合は、対面ではなくて、その人の背後から自分がやっていることを想定して見るとよいとのアドバイスがありました。


現場座学(9/23@牟岐町漁協)

 台風12号の影響も心配されましたが、いつも補修作業をやっている牟岐漁港の現場にて午後から夕方まで研修を行いました。

網地としてよく使うポリエチレン糸とクレモナ糸などを
手触り・光沢で違いを確認


網目の大きさを示す「節(ふし)」の結数のカウント方法の確認


縮結(いせ)の入れ具合とその時の網成りの確認


実際の小型定置網の壺網部分を拡げ,
網口から末端までの目合いの落とし方を確認

蛙又網が破れた場合,網針を使って蛙又結び網での修繕を体験


網地の縦・横方向の切断を体験後,
最後はP(Point:半)とB(Bar:丁)
を繰り返す斜め切を体験


令和3年度 とくしま漁業アカデミー5期生募集中

「とくしま漁業アカデミー」の,
令和3年度研修生を募集中です
応募資格は,以下の条件を全て満たす方です。
  • 令和3年4月1日現在で満50歳未満の方
  • 徳島県内の市町村に住民登録を行っている方又は確実に行う方
  • 研修終了後に徳島県内で漁業就業する方
募集期間は令和3年2月26日まで ですが,
随時選考審査を実施し,合格者が定員(7名程度)に達した場合は,
以降の募集を終了する場合もありますので,早めの応募をお薦めします
詳しい募集要項と申請様式はこちら(徳島県HP)又はこちら(徳島県水産振興公害対策基金HP)。

直接,応募様式等を入手したい方は,(公財)徳島県水産振興公害対策基金(とくしま漁業アカデミー事務局)にお越しいただくか,郵便により請求してください。

郵便により請求する場合は,封筒の表に「受験申請書・志望理由書請求」と朱書きし,84円切手を貼った返信用封筒を同封してください。

〒770-0873
徳島県徳島市東沖洲2-13
徳島県水産振興公害対策基金 徳島県水産会館2階
TEL 088-636-0526 FAX 088-636-0527

(公財)徳島県水産振興公害対策基金(とくしま漁業アカデミー事務局)にお越しいただく際,コロナ対策のため水産会館の正面玄関が閉鎖されている場合は,電話連絡いただければ迎えに行きますので,建物北側の職員通用口でお待ちください。


令和2年8月の漁業アカデミー

8月
 梅雨明け後は、晴天で熱波の日が続いています。
 定置網でのアオリイカ漁のシーズンは末期ですが、網揚げを体験。
 また、学生が夏期休暇中の阿南高専では、連携講座を開催していただきました。

◯現場実習(8/3@牟岐町漁協)
 内妻沖の網代に設置した小型定置網の網揚げ作業。比較的涼しい朝6時に出港。主な漁獲対象のアオリイカは4杯のみの入網でした。8時半頃には一連の作業を終えて帰港。

壺網(魚等が追い込まれる場所の網)
が2ヶ所にある小型定置網漁を体験

帰港時には操船練習

牟岐両漁協の共同水揚げ場にて水揚げ

◯連携講座(8/19@阿南高専)
 阿南高専とのマリンサイエンスゾーン協定に基づき毎年開催している講習会。
 例年は学生さんも助手として参加するのですが、今年はコロナの関係で教職員のみでの実施となりました。
 ドローンとLED集魚灯が主なテーマです。

実習工場棟の広い教室で間隔を取って実施

室内でドローンの操縦を体験

LED集魚灯の制作とIoTを利用した制御を学びました



令和2年7月の漁業アカデミー

 梅雨期間中で荒天のため海上での現場実習が行えない日が続きました。
 
 7月後半には,「食品衛生責任者」資格取得のための講習会を受講。
 また,海陽町浅川の県栽培漁業センターでアワビ種苗生産の現場を体験するとともに,徳島大学との連携講座(「ミリン藻の陸上養殖の取組」)を受講しました。

◯食品衛生責任者養成講習会(7/21@阿南保健所)
 「食品衛生責任者」は栄養士や調理師などに資格が与えられますが,この講習会を受講すれば,その資格を取得することができます。

教材の食品衛生責任者ハンドブック第3版

◯現場実習(7/22@栽培漁業センター浅川)
 栽培漁業センターは,徳島県水産振興公害対策基金(漁業アカデミーの事務局も務めています。)が運営する施設で,クルマエビ,アワビ,アユの種苗を生産しています。
 
 今回はアワビ種苗生産担当より,試行的に取り組んでいるトコブシ種苗生産の説明を受けました。
 また,同敷地内で実験を続けている徳島大学の岡講師より,近々陸上養殖を事業化するミリン藻の増産について説明を受けました。

牟岐産トコブシを母貝とした種苗生産の説明


試験用のミリン藻の培養水槽の説明

◯現場実習(7/28@水産研究課鳴門)
 水産研究課担当と片岡氏(指導漁業士 浅川漁協)よりモヅク養殖について説明を受けました。

昨年の2回の試験結果を資料により説明





令和2年6月の漁業アカデミー

6月
 牟岐地区での現場オリエンテーション実習に加えて,コロナウイルスの影響で延期となっていました船舶免許講習会を受講。

小型船舶操縦2級養成コース(6/14@小松島市和田島町)
 小松島マリーナにて,前週2日間の学科講習に続き実技講習を四国船舶職員養成協会の教官が指導。
室内で係船のためのロープワーク

教官と2名で乗船して操船実技


現場実習(6/16@牟岐町)
 梅雨の合間に,その日の朝に収穫したテングサを午後1時頃より漁港広場に拡げて天日干し作業。2時間ほどで乾燥するので,3時頃から付着している貝殻などの異物を除去して,出荷用袋に15キロ単位で袋詰めする。
収穫したテングサを船から陸揚げ

藻体が重ならないように拡げて天日乾燥

座学(6/25@水産会館 県漁連)
 県漁連のテングサ入札を見学。牟岐からの出荷は例年より少なかったが,県下全体の出荷量は1割増の23トン。入札終了後に共販課の担当者から今回の入札結果と出荷の際の選別の注意点などの話を聞く。次回の入札は9月上旬を予定。

藻体の根に付いた石灰を除去すると藻体が
バラバラになるので,その部分は残すこと。


令和2年5月の漁業アカデミー

5月  コロナウイルスの影響で無線・船舶免許講習会は延期となりましたが,現場オリエンテーション実習などがスタートしました。今年度は研修生2名のため,それぞれに合わせたオーダーメイド型実習を行っていきます。

現場実習(5/2@牟岐町)
 牟岐町漁協にて,小型定置網漁業,採貝・採藻漁業を中心にした現場実習がスタート。
港内で網の捌き方の練習


現場実習(5/25@伊座利)
 伊座利漁協の大敷網漁業を体験。コロナウイルスの影響から魚価が低迷しており,予定より早く5月末には大敷網が撤収されるため,この日の体験となった。
  6時に乗組員8名とともに出港。この日は漁獲物が少なかったため,8時には帰港し,その後漁獲物の選別作業に加わった。
海上にて魚取り部分の網揚げ作業

その後,陸上にて漁獲物の選別作業



座学(5/27@水産研究課美波庁舎)
県南の漁業概要説明を中心とした座学

とくしま漁業アカデミー 第4期生の入学式がとりおこなわれました

令和2年4月16日,徳島市内の徳島県水産会館において,とくしま漁業アカデミー第4期生の入学式が行われました。今回はコロナウイルス感染を避けるため規模を縮小しての開催となりました。 今年度の研修生は,県内の男性1名,女性1名の計2名で,いずれも30代です。
祝辞をいただいた徳島県漁業協同組合連合会代表理事会長 久米順二 様をはじめ,ご来賓の方々,ありがとうございました。
最後に飯泉知事(徳島県水産振興公害対策基金理事長)との記念撮影。