令和2年11月の漁業アカデミー

 11月

 北風が冷たく感じる季節となりました。

 漁業アカデミーでは一般向けのオープンキャンパスを開催します。


 紀伊水道でのパッチ網による片口シラス漁は終盤を迎えましたが、ここに来てまた漁獲が上向き傾向とのこと。

 そこで和田島漁協の2期生の活動状況を報告させていただきます。


◯漁ろう技術習得(11/10 @和田島漁協)

 和田島漁協の主力漁業であるパッチ網漁業には卒業生1名が就業中です。

(写真1)本日の日ノ出は6時半ですが、
船主間での申し合わせにより出港は7時。
それまで、船尾甲板で直ぐに投網できるよう漁具の整理作業。


(写真2)定刻7時となり、港を一斉に出漁。
漁場に着くまで操舵室で一服。



(写真3)7時半、新町川河口に到着。
2隻の網船を繋いでいるチェーンを外して曳網開始。
後ろに見えるのは、建設中の四国横断自動車道の新町川橋(仮称)。


(写真4)シラス魚群の濃さによるが、曳網時間は約2時間。



(写真5)9時半、吉野川河口で曳網終了。
網船から運搬船に乗り移り、取り込み作業。
フィッシュポンプで運搬船の生け間に取り込む。
この日は曳網水深が浅く、
海底の砂を掻いていたため作業に手間取る。

(写真6)運搬船への漁獲されたシラスの取り込み作業終了後、
義経の「八艘飛び」で、再び網船へ。

(写真7)2隻の網船が連結して曳網が終了する午後2時のまでの間、
引き続き作業頑張ってください。


(写真8)陸上での運搬船から車への積み込み作業もフィッシュポンプ。
漁獲されたシラスは、パン(25~30kg)に15~20杯と、
まずまずの漁とのこと。




令和2年10月の漁業アカデミー

 平地でも木々が色づきはじめる季節となりました。
 研修も後半を迎え、座学はほぼ終了し、浜でのインターンシップとなりました。

 今月からは、卒業生の漁ろう技術習得研修(長期研修支援事業)の状況も報告させていただきます。
 今回は、椿泊漁協の延縄での研修状況です。

◯漁ろう技術習得研修(10/28 @椿泊漁協)
 椿泊漁協の主力漁業である延縄漁業には卒業生2名が研修中です。

(写真1)午後2時半に港に集合し、エサのマイワシの冷凍パンを積み込み、
解凍作業を行いつつ出港。

(写真2)港内の生簀から活エサの積み込み作業を行う。


(写真3)伊島の南が本日の漁場、午後4時頃から投縄開始。


(写真4)四国山地に沈む夕日を見ながらの夕食。


(写真5)午後6時頃より揚縄作業をスタート。
本日割り当てられた漁場にしては、まずまずの漁獲とのこと。
午後11時頃に帰港。
漁協への出荷は翌朝行うとのこと。

ご苦労様でした。


R2オープンキャンパス参加者募集!!

 「とくしま漁業アカデミー」では,徳島県での漁業就業に興味のある方を対象に本年もオープンキャンパスを開催します。

 県北コースと県南コースの二つあります。両方でも,どちらか一つでも参加できます。

 参加費は無料です。


◯県北コース
 日時 令和2年11月14日(土)午前9時から正午頃まで
 場所 小松島漁業協同組合(小松島市南小松島町1-15)
   ※ 現地集合,現地解散
 内容  小型底曳き網漁業体験(海上での漁労作業他),漁業者との意見交換など
 募集期間 11月11日(水)まで

◯県南コース
 日時 令和2年11月29日(日)午前4時から正午頃まで
   ※午前4時に水産会館(徳島市東沖洲2-13)集合,バスで送迎
 場所 鞆浦漁業協同組合(海部郡海陽町鞆浦字山下14-1)
 内容 大敷網漁業体験(海上での網揚げ作業他),セリ見学,漁業者との意見交換など  
 募集期間 11月24日(火)まで


詳しい内容を知りたい方,参加ご希望の方は,こちらのHPをご覧ください。

令和2年9月の漁業アカデミー

 やっと今夏の熱波も一段落しました。

 後半のインターンシップ研修では、小型定置網の補修作業のウエイトが高くなるため、最後の座学研修として、網秀商店(徳島市津田)の武田氏を特別講師として、「漁網の扱い方」の実践的な研修を開催しました。

 わずか半日で濃密な講習内容であったため、実践レベルまでの習熟には時間がかかろうかと思います。あとは、毎日集中して短時間でも良いので繰り返し練習すること。また、上手い漁業者の手さばきを見る場合は、対面ではなくて、その人の背後から自分がやっていることを想定して見るとよいとのアドバイスがありました。


現場座学(9/23@牟岐町漁協)

 台風12号の影響も心配されましたが、いつも補修作業をやっている牟岐漁港の現場にて午後から夕方まで研修を行いました。

網地としてよく使うポリエチレン糸とクレモナ糸などを
手触り・光沢で違いを確認


網目の大きさを示す「節(ふし)」の結数のカウント方法の確認


縮結(いせ)の入れ具合とその時の網成りの確認


実際の小型定置網の壺網部分を拡げ,
網口から末端までの目合いの落とし方を確認

蛙又網が破れた場合,網針を使って蛙又結び網での修繕を体験


網地の縦・横方向の切断を体験後,
最後はP(Point:半)とB(Bar:丁)
を繰り返す斜め切を体験


令和3年度 とくしま漁業アカデミー5期生募集中

「とくしま漁業アカデミー」の,
令和3年度研修生を募集中です
応募資格は,以下の条件を全て満たす方です。
  • 令和3年4月1日現在で満50歳未満の方
  • 徳島県内の市町村に住民登録を行っている方又は確実に行う方
  • 研修終了後に徳島県内で漁業就業する方
募集期間は令和3年2月26日まで ですが,
随時選考審査を実施し,合格者が定員(7名程度)に達した場合は,
以降の募集を終了する場合もありますので,早めの応募をお薦めします
詳しい募集要項と申請様式はこちら(徳島県HP)又はこちら(徳島県水産振興公害対策基金HP)。

直接,応募様式等を入手したい方は,(公財)徳島県水産振興公害対策基金(とくしま漁業アカデミー事務局)にお越しいただくか,郵便により請求してください。

郵便により請求する場合は,封筒の表に「受験申請書・志望理由書請求」と朱書きし,84円切手を貼った返信用封筒を同封してください。

〒770-0873
徳島県徳島市東沖洲2-13
徳島県水産振興公害対策基金 徳島県水産会館2階
TEL 088-636-0526 FAX 088-636-0527

(公財)徳島県水産振興公害対策基金(とくしま漁業アカデミー事務局)にお越しいただく際,コロナ対策のため水産会館の正面玄関が閉鎖されている場合は,電話連絡いただければ迎えに行きますので,建物北側の職員通用口でお待ちください。


令和2年8月の漁業アカデミー

8月
 梅雨明け後は、晴天で熱波の日が続いています。
 定置網でのアオリイカ漁のシーズンは末期ですが、網揚げを体験。
 また、学生が夏期休暇中の阿南高専では、連携講座を開催していただきました。

◯現場実習(8/3@牟岐町漁協)
 内妻沖の網代に設置した小型定置網の網揚げ作業。比較的涼しい朝6時に出港。主な漁獲対象のアオリイカは4杯のみの入網でした。8時半頃には一連の作業を終えて帰港。

壺網(魚等が追い込まれる場所の網)
が2ヶ所にある小型定置網漁を体験

帰港時には操船練習

牟岐両漁協の共同水揚げ場にて水揚げ

◯連携講座(8/19@阿南高専)
 阿南高専とのマリンサイエンスゾーン協定に基づき毎年開催している講習会。
 例年は学生さんも助手として参加するのですが、今年はコロナの関係で教職員のみでの実施となりました。
 ドローンとLED集魚灯が主なテーマです。

実習工場棟の広い教室で間隔を取って実施

室内でドローンの操縦を体験

LED集魚灯の制作とIoTを利用した制御を学びました



令和2年7月の漁業アカデミー

 梅雨期間中で荒天のため海上での現場実習が行えない日が続きました。
 
 7月後半には,「食品衛生責任者」資格取得のための講習会を受講。
 また,海陽町浅川の県栽培漁業センターでアワビ種苗生産の現場を体験するとともに,徳島大学との連携講座(「ミリン藻の陸上養殖の取組」)を受講しました。

◯食品衛生責任者養成講習会(7/21@阿南保健所)
 「食品衛生責任者」は栄養士や調理師などに資格が与えられますが,この講習会を受講すれば,その資格を取得することができます。

教材の食品衛生責任者ハンドブック第3版

◯現場実習(7/22@栽培漁業センター浅川)
 栽培漁業センターは,徳島県水産振興公害対策基金(漁業アカデミーの事務局も務めています。)が運営する施設で,クルマエビ,アワビ,アユの種苗を生産しています。
 
 今回はアワビ種苗生産担当より,試行的に取り組んでいるトコブシ種苗生産の説明を受けました。
 また,同敷地内で実験を続けている徳島大学の岡講師より,近々陸上養殖を事業化するミリン藻の増産について説明を受けました。

牟岐産トコブシを母貝とした種苗生産の説明


試験用のミリン藻の培養水槽の説明

◯現場実習(7/28@水産研究課鳴門)
 水産研究課担当と片岡氏(指導漁業士 浅川漁協)よりモヅク養殖について説明を受けました。

昨年の2回の試験結果を資料により説明