現場実習(進路選択オリエンテーション)@鞆浦

今年度2回目の進路選択オリエンテーションは,5月14日から18日にかけて,鞆浦地区での大敷網実習を行いました。
鞆浦の大敷網については,こちらをご覧ください。
http://tokushima-gyogyou-academy.blogspot.jp/2017/05/2.html

今回は天候に恵まれ,当初予定のスケジュールをこなすことができました。

宍喰の時とは異なり,大きな漁船・漁具に,研修生たちは興味津々です。

絞られてきた網から,魚を掬い上げます。

大敷網で漁獲される魚はさまざま。トビウオや,
 
タチウオ,
ハマチのほか,
クロマグロがとれたり,
巨大なマンボウが網にはいったりします。
期間中に「網替え」があったので,仕掛けの巨大さを陸上で見ることができました。
このように大きな網でも,「網繕い」は人の手で,コツコツと行います。
海上での「網替え」の様子です。

鞆浦漁協の皆様,ありがとうございました。

徳島県の漁業について学びました@水産研究課美波庁舎,鳴門庁舎

5月1日に水産研究課美波庁舎で,2日に同鳴門庁舎で,徳島県の漁業の概要を学ぶとともに,それぞれの施設の見学を行いました。


 
美波庁舎では,徳島県の漁業について,
  • 海況や海底地形との関係で,どのような魚種が生息し,どのあたりに漁場が形成されるのか
  • 県南部の主要な漁業である,釣り,引き縄,延縄,イセエビ刺網,海士漁業等の概要
についての説明を受けました。

あわせて,魚介類の飼育施設や研究施設の見学も実施しました(写真はアワビの飼育の様子です)。




鳴門庁舎では,鳴門海峡のタイ釣りや魚類養殖の説明を受けたほか,ワカメ養殖についても学びました。写真はワカメ養殖に用いる「種糸」です。

さらに,ワカメやノリ養殖に必要な海中の栄養塩の分析装置などを見学しました。


現場実習(進路選択オリエンテーション)@宍喰

入学式の翌週,4月23日から27日にかけて,宍喰地区での現場実習を行いました。
当初の予定では,イセエビ刺網と小型定置網の実習を行うこととしていましたが,天候の都合で,刺網はできず,小型定置網のみの実習となりました。

揚網開始

魚が見えてきました。イワシ類が多いようです。

陸揚げして種類別に魚を選り分けます。単価UPのために必要な作業です。

1期生の時もそうでしたが,1回目の現場実習では,その地区の漁業のほかに,漁業の基礎技術であるロープワーク,仕掛けづくり,網つくろい,も教えていただくことにしています。

ロープワークの実習中

釣りの仕掛けづくり

網つくろい。練習にはイセエビ刺網を用いました。

あと,これも漁師には必須のスキル,「魚の捌き方」も学びました。

とりあえず3枚おろしから。

刺身の大皿盛が出来上がりました。

いただきます。

宍喰漁協の皆様,ありがとうございました。



宍喰をはじめ徳島県南部ではノドグロも水揚げされ,ブランド化を図っています。アカデミー1期生の1人も,この宍喰地区で,ノドグロを漁獲しています。