現場実習(進路選択オリエンテーション)@牟岐出羽

今年度3回目の進路選択オリエンテーションは,5月28日から6月1日にかけて,牟岐出羽島地区で,赤物延縄とテングサ漁を行いました。

平成30年の四国地方の梅雨入りは,平年よりやや早く,5月28日頃とされましたが,研修中も曇りあるいは雨の日が多かったようです。それでも,2つの漁業種類の実習をすることができました。


【赤物延縄】


赤物延縄漁は,早朝,というか未明の2時頃に出漁します。ねらいは,レンコダイ,イトヨリ,アマダイなど。

で,朝8時頃には帰港します。港で,先着組が降着組を待っているところ。指導漁業者の奥様と一緒に。

 降着組も戻って来ました。

帰港後は,休む間もなく,延縄のメンテナンス。昨年度の研修生で,今は出羽島で漁師(見習い)となっているNさんも,先生として指導に来てくださいました。この作業が昼~夕方頃まで続きます。

最終的にこのようにきれいになれば,完成。長い仕掛けが,沖でからまないために,非常に重要な作業です。



【テングサ漁】

徳島のテングサ漁は2種類あり,1つは海に潜って採取するもの,もう1つは海岸に打ち上げられたテングサを拾うもの(通称「ひろい」などとも呼びます)です。今回は「ひろい」の方を実習。あいにくの天候でしたが。。。
[ご注意]テングサには漁業権が設定されている例がほとんどです。漁業権が設定されているエリアにおいては,一般の方がテングサを採取することはできません。

実習最終日は,好天に恵まれました。先ほどのNさんがテングサを干している様子を見学。このように干されたテングサは,袋詰めされ出荷されます。昨年度の袋詰め,出荷の様子はこちら。
http://tokushima-gyogyou-academy.blogspot.com/2017/06/32.html

出羽島の皆様,ありがとうございました。